共感と未来を読むこと

ファッションは共感です。ファッションデザイナーの仕事は未来を読むこと。そんなデザイナー2人に言われた言葉。ファッションとお洒落がメインです。

ヌードはファッションになり得るのか?

洋服の対極にあると言ってもいい裸。

ヌードはファッションになり得るのか?

銀座M84で開催中の展示、Fashion Nudeに凸してきたよ。
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アートギャラリーM84は初訪問。

20世紀に活躍したファッションフォトグラファー達。

おそらく知ってる方もいるかな?

個人解釈として、

ファッション≒洋服
ファッション≒アート
ファッション≒お洒落

で、似てるけどこれらは異なる物だと思っています。

この写真が取られた時代に実際に生きていたわけではないので、具体的な事はわかりませんが。

全てモノクロ写真。

そしてヌード。

お洒落です、一枚だけ窓からケツ出してる物を撮影しているだけの作品をお洒落やファッションと呼んでいいのかわかりませんでしたが、それはアートの比重が強いというか。

現代のようなごちゃごちゃした洋服を見せるわけではなく、シンプルな服をカチッと。

良くも悪くも古き良き時代と呼べる時代を切り取った展示でした。

ヌードだろうと、お洒落なんですよ、下手な服を着ている人達より。

そういう意味でファッション性を持ち得ているし、いただろうと。

ヌードはファッションになり得る。

これが個人解釈です。



そして何よりこのギャラリーのオーナーから写真への愛を感じる。

この展示を有料にしたのは、無料だと人は来てくれるけど、ごった返してゆっくり見てもらう事が出来ないから今回は有料にしてるとの事で。

デジタルが普及した今、何枚でもプリント出来るだろとか思いますよね。

でも、同じように何度も焼けるわけではなく、紙をどうするかで見え方が変わる。

そして写真より一回り大きい額に入れる事で魅せ方も変わる、ギリギリのサイズに入れると写真へのダメージもあるそうで。

日本に写真を買うという文化はほぼないですが、写真集とは確かに見え方が違います。

いくつも写真展まわって最近ようやくわかってきた、見えてきた事ですが。

何故写真一枚が10万単位するのかがわかってきた気もします。

個人的にはヘルムート・ニュートン氏が作品と生き方が今回のメンバーでは一番好きでしたね。



世界的著名作家による写真展「Fashion Nude」
〜2015年6月6日