共感と未来を読むこと

ファッションは共感です。ファッションデザイナーの仕事は未来を読むこと。そんなデザイナー2人に言われた言葉。ファッションとお洒落がメインです。

3Dプリンタとこれからの服作り

はい、随分久々にこっちのブログ書きます。

今回はファッションの革命、ある種これからの時代のスタンダードになるかもしれない、そんな展示、渋谷東急で開催中のイリス展に凸してきたよ。

イリス氏を知らない人はまずはこちらのウェブサイトをご覧下さい。

イリス・ヴァン・ヘルペン

何故この人がヤバいのか、ストレートに書くと3Dプリンタで服作りをやってるからです。
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3Dプリンタで何が出来るか、簡単に言えば何でも出来る(笑)
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指輪なんかのアクセサリーのコピーはもちろん、医療機器、お菓子、デカい物だと家なんかも出来ますね。
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で、今回の展示、思ったよりも洋服ばっかりなんですよ。
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洋服ばっかりって不思議な表現だと思いますが、イリス氏液体でも固めたんじゃねーのって物を作り出したりするんですが、今回はそれ系の展示はなく、とにかく洋服。
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つまり着れる。
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オートクチュールで発表してるので普通に流通はしません、というか着れない。
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一般流通してるのは靴だけだと聞きます。
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これが流通してるだけでも十分凄いけど。
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バックに3Dプリンタを提供してる企業があるとも、鎧を作れる職人の協力があるとか色んなね、ここに辿り着くまでの諸々もありますが。



洋服を作る人、これからデザイナー志望の人に、わかりやすく脅威を伝えると例えばこの服、シームがサイドと肩にしかない。
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素材が不明ですがこれがストレッチ素材でない場合…
切り替え線もダーツもなくこのボディフィット感。
もちろんくせ取りとかで可能な世界と言えばそうですが、プログラムしてボタンひとつで…ねぇ?



さらにこちら。
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もしかしたらレザーか合皮で手作業によって切り抜いてる可能性は捨て切れないですが、これもボタンひとつでプリントされるとしたら?



もちろん素材、価格、現実になるまで越えるべき壁はいくつもあるでしょう。
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ただこれを見た時の正直な感想は、
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「自分で考えるよりも現実が未来にある。」
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どういうスピードで世界が動いてるのか、是非実際に確かめて下さい。



イリス・ヴァン・ヘルペン展
~2015年9月6日