ユイマナカザトとこれからの服作り
ちょっと前の記事。
21_21であった展示に凸した時の。
HARMONIZEに凸して来たよ。
行った&知ったのが展示の最終日だったので。
ユイマナカザト氏をザクッと説明すると、当時装苑賞を最年少ノミネートし、それを蹴ってアントワープに。アントワープ卒、その後衣装等一点物をメインに活動、現在パリオートクチュールゲスト会員って感じです。
ユイマ氏の言葉。
やがて衣服は一点ものしか存在しなくなるでしょう。
これね、オートクチュールやってるから故の発言なのか現時点ではコレクション見てるとちょっと矛盾があるんですよね。
ユイマ氏の服作りは昔からちょっと服のルールから外れてまして。
装苑賞候補の時から金属の装飾付けてましたからね。
で、現在は3Dプリンタを使った作品でした。
で、この3Dプリンタ業界、いよいよ革命期になってまして。
素材が天然素材になりつつある。
昔からパタンナーじゃなくてプログラマーが洋服作る時代が来るって言って来ましたが、実現間近。
で、今回の展示の恐怖。
ひとりひとりの体型に合わせる事が出来るオートクチュール。
簡単に言うと縫うじゃなくて留める。
スタッズやボタンなんかでサイズを変更する服はいくつもありましたが、全てのパーツでこれが出来る。
特殊な留め具。
留め具ダセーよって思ったそこの貴方、ご安心下さい。
装飾追加出来ます。
現状では機械がオートで留め具を留めている訳ではなく、人為的に組み立てパズルのように作っています。
そう行った意味でもオートクチュール でしょう。
オートクチュール正会員になるには何センチに何針って決まり事がありますが。
一点物がなくなるどころかもしかしたら量産の作り方のメインがこの作り方になるかもしれない。
もっとオートメーション化が進んだちょっと未来の話ですが。
このやり方だと一点ものどころか量産品が増えます、きっと。
でも洋服の面白い所ってやっぱり個性だと思うんですよね。
衣料品は今以上に量産されるけど、衣装は一点ものになる。
そういう未来は来ると感じます。
ユイマナカザト